Sweet Soul Sweets (Home)

2008/08/01

Sweet Soul Sweets 農場のはじまり

日本の食料自給率は40パーセントと言われています。世界の中でもとても低い自給率ですね。
今年の6月1日のニュースですが、米・中が肥料の輸出を実質禁止にしました。
http://diamond.jp/series/inside/06_14_004/

化学肥料の3大要素といえばリン、窒素、カリウム。そのうちのリンの輸入が途絶えるという事は、
いままで、化学肥料に頼った栄養価の低い野菜を沢山生産して来た農地からは今ほどの量の野菜が取れなくなってくるという事です。(日本政府は国内で肥料を生産しようとしていますが足りるかなあ?)
農薬の大量使用で、微生物の力の無くなった土地に今回の輸出禁止の化学肥料。取れる野菜の量は今以上に減ることは確実です。自給率が低いこの国の今後が心配です。
そして、いままでの輸入に頼った化学肥料や農薬を大量に使った農作物の生産方法も原料供給減によって限界がきていることを感じます。化学肥料を必要としない、力のある大地とその大地から栄養を吸い上げる力のある野菜を作っていく事が今後の日本の農業に大切だと感じませんか?

農薬を一切使わない野菜や力のある土地をもっと日本国内でつくらなきゃあ!!
徐々に、世界の物価が上がりはじめて、食糧難で困っている国々がでてきている現実に日本も本気になって取り組んで自国の自給率を上げて、その先は困っている国も助けられるようにならなくちゃ。
(余談ですが、アメリカは、バイオ燃料用のトウモロコシや牛や豚畜産に与える牧草飼料をアメリカの農地の85パーセント使用してますから。もしも米国が豚や牛畜産が食べる穀物を人の為に育て輸出し、飢えて困っている世界の人たちに与えることができるならば、少しは飢えも回避できそうなのですが。牛肉500g作るのに8キロの穀物が消費されているんですよ。)

とはいえ、まず私に何か出来るところからはじめよう、日本の食料自給に貢献して、安心できる野菜を作り食べてもらうことによって、健康維持、さらに食育が進めばという気持ちがむずむずわき上がってきた私はマフィンを焼きながら、SSS農場を本格的に始めたいと思いました。今までは、完全無農薬野菜作りをしていた親族から野菜を頂き食していましたが、今回は自分の手で安全な野菜を作り、多くの人にもマフィンを通して安全な野菜を食べてもらいながらも、日本の限りある農地、日本の自給率を上げる貢献もしたい。

幸運にも、除草剤、農薬、化学肥料一切使わず無農薬栽培25年の畑を守ってきた親族から、空いている希少な土地の一部を間借りさせていただくことができ、助言をもらいつつ、自分の手で一から完全無農薬野菜作りに挑戦することにしました。