Sweet Soul Sweets (Home)

2008/08/29

オーガニックと完全無農薬

オーガニックと聞くと、有機栽培をイメージしてしまいますが、JAS規格の有機栽培は農薬、化学肥料使いますから、オーガニックという表記が本当に農薬を使わないものかどうか、区別がつかないのも、ちょっとおかしな感じがするので、SSS農場でつくる野菜や果物には完全無農薬と言わせて頂いた方が、より分かりやすいかと思います、そのため、次回からはオーガニック〜と書くのはやめようと思いますがいかがでしょうか?
ちなみに、SSS農場では家畜のフンも肥料として使用しません。それは、糞肥料として売られている家畜の食べている飼料が安全なものでは無い場合が多いからです。完全無農薬野菜を常に食べている人がまだまだ少ないこのご時世に、どうして、家畜達が農薬&薬漬けでない飼料を食べていると思いますか??
フンは体に必要の無いものが出てくる事を考えれば、家畜達のフンがどのような弊害を畑にもたらすか想像できると思いませんか?わたしは家畜糞の堆肥を肥料とした、香ばしい無農薬キュウリをたべたことがあります。動物くさかったです。

2008/08/27

土を耕そう!その2


今日は前回雨で耕せなかった残りを耕します。
慣れないスコップの使い方も今回はスムーズに、筋肉痛も、筋肉に変わり、順調、快調、2時間かけて耕しました。

2008/08/25

土を耕そう!その1


畑にする場所に印をつけて、さあ今日もがんばりましょう。
長い間使用していない畑部分だったので、耕して空気と土の活性を促します。

スコップの使い方に始まり、土の返し方等指導していただきます。

先週、草むしりをした場所に今日はスコップを使って、土を耕します、土の天地入れ替えで4〜5年に一度する作業です。(土地の状況によっては全くしない場合も有。今回この場所はします)
土の中に根っこや石が在った時には取っていきます。今回は深く掘るため、耕耘機は使いません。
スコップで、掘って空気を入れていきます。土が柔らかいため、スコップが入りやすいけれども、少し掘っただけでも土が重いので、ハアハア息切れします。今回は普段使わない肩の後筋肉を使いました。もちろん筋肉痛、肩こりと間違えそうです。


一時間ほど作業をしたところ。写真では分かりづらいですが、全体の3/1ほど耕したところで、雨が降って来たので、今日はこの辺で終了です。残念今日一日で全部耕そうと思ってましたが、天候には勝てません。

2008/08/20

まずは草取りから


*SSSファーム25年間、除草剤、化学肥料、農薬一切使用無しの畑の一部写真。
貴重な農地(除草剤、農薬、化学肥料一切不使用25年の農地)を貸して頂ける事になりましたが、すぐに野菜が育つという訳ではなく、まず、はじめに草むしりや、土地を耕すことをしなければなりません。
貸して頂く場所は4年間何も作物を作っておらず、そのままになっているところです。雑草が沢山生えていますから、まずは生えている草をちいさい釜スコップで掘りながら根っこから抜いていきます。全部手作業。始終座り込んでの作業。もちろん除草剤なんて使いませんから、黙々と草むしり。雑草といっても、風で飛んで来た美味しそうな、ハーブとかも生えています、その畑で生えた雑草はその土地にあった大事な肥料になりますので、畑の横っちょにおいて枯らします。一つ一つ手作業で手間をかける事がじつは手間を省く事になるのです。
前日雨が降っていたので、土がまだ湿っているため、根っこに土がついてきて、それを取りながら草を取っていくのはふう〜大変。あとで、聞いたのですが、すごく乾いた日に草取りをすると土も根っこについて来ないで楽に抜けてくれるそうです。マフィン屋さんのお休みの日をねらって畑に来るので、天候は選べません。まあしょうがないです、やれる時にやらないとね。
ちなみに次の日は、太ももの裏筋肉が筋肉痛ガッチガチやねんになりました、しゃがみ込んで草とって移動して4時間ゆるーいスクワットやっていた様な感じだったからねえ。三日間は階段を上り下りするたびに、「う〜」ってじいさまのような声がでちゃう状態になりました。普段使わない筋肉を使うんですね、農作業は。

*除草剤を使うと土地が汚染されてしまい、その土の中の大切な細菌、虫、までもやられてしまって、自然な生育環境が狂ってしまいます。壊すのは簡単ですが、元に戻すのには時間がかかります。

2008/08/19

貴重なふかふかな土

本来ならば、土地を作る事が一番重要なことなのですが、25年もの間作り続けて来た希少な土地(農薬、除草剤、化学肥料一切不使用)を貸して頂く事になり、これはとてもありがたいことです。これで、ほんとに美味しい野菜を使用してマフィンにいれて、みなさんにもお分けすることできます。(大量生産できないので数量限定です)しかしながら、貸して頂いた場所にはすぐには野菜は取れません、種をまいて育てなければなりません。「野菜が育つまでは、この土地で取れた完全無農薬野菜を使用したらいいよ(マフィンにいれたらいいよ)」とのやさしいお言葉をいただきました!なんて寛大なのでしょうか。親族であることを誇りに思います。

今の時点でどんな野菜が出来ているのか撮ってきました、ごく一部です。

おくらってこんな風になっています。しってました?

アスパラは地面から生まれてきます。

化学肥料を使用すると栄養価の低い水ぶくれの野菜ができますが、完全無農薬製法しっかり大地から栄養をもらったこまつなは葉に味がしっかりあります。にがあまく深みのあるおいしい葉です。カメムシが葉っぱ食べます。

市販の生ブルーベリーは大きいだけでぼやけた味がしますが、完全無農薬製法のこのブルーベリーは粒が小さいながらも味がしっかり付いている栄養値も高い甘酸っぱいブルーベリー。たくさん頂いたので、ブルーベリージャムにして、マフィンに入れたいとおもいます。完全無農薬ブルーベリーコンフィチュールマフィン乞うご期待。*数量限定になります。

大きくなる前の小さいゴーヤのイボイボは、こりこりっとしておいしいのです。市販の巨大ゴーヤでは得られない食感です。

SSS農場ではほかに、プルーン、杏、夏みかん、かき、ぶどう、キウイ、うめ等、にら、ねぎ、キューリ、なす、トマト、しそ、セージ、うり、バジル、ハーブ類等 育てていますが、綺麗な蝶のこどもに食べられて全滅してしまったパセリとかもでてきてます。きれいな蝶になると分かっていて、しかもころころぶとった芋虫がパセリについてたら、ついつい食べさせてあげちゃうようパセリ。いもむし殺せません。しかし、完全無農薬はやさしさが全滅を招く気を抜けない虫との戦いの日々なのです。
まだかわいそうで虫との戦いはご遠慮ぎみですが、見つけた時には野菜を傷つけないように取り除かないといけない宿命。殺虫剤を使用しませんから....わたしにできるかしら?

2008/08/01

Sweet Soul Sweets 農場のはじまり

日本の食料自給率は40パーセントと言われています。世界の中でもとても低い自給率ですね。
今年の6月1日のニュースですが、米・中が肥料の輸出を実質禁止にしました。
http://diamond.jp/series/inside/06_14_004/

化学肥料の3大要素といえばリン、窒素、カリウム。そのうちのリンの輸入が途絶えるという事は、
いままで、化学肥料に頼った栄養価の低い野菜を沢山生産して来た農地からは今ほどの量の野菜が取れなくなってくるという事です。(日本政府は国内で肥料を生産しようとしていますが足りるかなあ?)
農薬の大量使用で、微生物の力の無くなった土地に今回の輸出禁止の化学肥料。取れる野菜の量は今以上に減ることは確実です。自給率が低いこの国の今後が心配です。
そして、いままでの輸入に頼った化学肥料や農薬を大量に使った農作物の生産方法も原料供給減によって限界がきていることを感じます。化学肥料を必要としない、力のある大地とその大地から栄養を吸い上げる力のある野菜を作っていく事が今後の日本の農業に大切だと感じませんか?

農薬を一切使わない野菜や力のある土地をもっと日本国内でつくらなきゃあ!!
徐々に、世界の物価が上がりはじめて、食糧難で困っている国々がでてきている現実に日本も本気になって取り組んで自国の自給率を上げて、その先は困っている国も助けられるようにならなくちゃ。
(余談ですが、アメリカは、バイオ燃料用のトウモロコシや牛や豚畜産に与える牧草飼料をアメリカの農地の85パーセント使用してますから。もしも米国が豚や牛畜産が食べる穀物を人の為に育て輸出し、飢えて困っている世界の人たちに与えることができるならば、少しは飢えも回避できそうなのですが。牛肉500g作るのに8キロの穀物が消費されているんですよ。)

とはいえ、まず私に何か出来るところからはじめよう、日本の食料自給に貢献して、安心できる野菜を作り食べてもらうことによって、健康維持、さらに食育が進めばという気持ちがむずむずわき上がってきた私はマフィンを焼きながら、SSS農場を本格的に始めたいと思いました。今までは、完全無農薬野菜作りをしていた親族から野菜を頂き食していましたが、今回は自分の手で安全な野菜を作り、多くの人にもマフィンを通して安全な野菜を食べてもらいながらも、日本の限りある農地、日本の自給率を上げる貢献もしたい。

幸運にも、除草剤、農薬、化学肥料一切使わず無農薬栽培25年の畑を守ってきた親族から、空いている希少な土地の一部を間借りさせていただくことができ、助言をもらいつつ、自分の手で一から完全無農薬野菜作りに挑戦することにしました。